その全てを抱きしめるよ

140字におさまらない色々

日記のような備忘録(セカコイ)

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の備忘録。※若干ネタバレあり

 

とりあえずたくさん泣いてしまい‥。「バスタオルいります!」と言っていたメンバーの皆さんのお言葉を真に受けず行ったので、もうびちゃびちゃでした。必須の持ち物はバスタオルでした。元々涙脆い方ではあるのですが、出てくる主要人物みなさんに感情移入していたのでもうずっと泣いてる。冒頭5秒目くらいからスッ‥とタオルを目下に配置。隣の隣に座っていた方もかなり私と同じ温度感の方だった。分かるよ、その気持ち‥。

 

泉ちゃん。2人が主演ではあるけど、古川琴音さん演じる泉ちゃんがキーパーソン中のキーパーソンで、彼女がこの物語の切なさを2倍にも3倍にもしてくれている印象があった。何よりも2人の幸せを願うその気持ちは、個人的に観ているこちら側の人間と1番近しい部分にも思えて、終盤になるにつれ泉ちゃんの引き裂かれるような気持ちに居た堪れなくなっていった。元々古川琴音さんは存じ上げていたけれど、古川さんの存在感はやっぱりすごい。彼女の存在がこの映画により深みを出していたと言うことは間違いないなと感じた‥!

真織。真織‥‥!莉子ちゃんの清らかな声と瑞々しく美しいお顔が真織という人物に合いすぎて、冒頭でその世界観にグッと引き込まれた。毎朝絶望に打ちひしがれながらも懸命に明るく生きる真織に透がどんどんと惹かれていくの分かるよ‥一緒にいると前向きな気持ちになれるもん、真織‥。初めてだけど、初めてじゃない雰囲気を出さないといけないという設定が何重にも重なっている人物を演じるのってとても難しいんだろうな。莉子ちゃんはとてもかわいいけど、かわいいだけじゃない女の子が似合う。

透。道枝くんにピッタリだと莉子ちゃんがいろんな場所で言っていてくれたけど、納得。道枝くんはそれはそれは綺麗な顔をしているけど、少し冴えない、目立たない、でも優しい男の子があまりにも似合いすぎる。アイドルである時のキラキラとした輝きを消して、どこか自信なさげな大人しい男の子を演じているのがとても良かった。とても道枝くんのようで、道枝くんではない人。そして透に合うだろうと気づいてくださった皆様、ありがとうございます‥!真織は透に会って、毎日が日記から溢れるくらいどんどん楽しくなるけれど、透も真織に会ってどんどんと逞しくなっていく。そんな心情の変化がちゃんと現れていた!今までの道枝くんが演じてきた役柄で一番合っているかも、と個人的に思った。

やっぱり花火のシーンは絵が美しいのはもちろん、2人のずっと一緒にいたいという気持ちが痛いくらい伝わってきて嬉しくて辛かった。言葉もあまりにもまっすぐで嬉しくて辛かった。私多分あそこのシーン何回見ても涙出ると思う。弱すぎる‥。ていうか名シーンすぎる。

 

私は以前からこの監督の映画がとても好きで(多分好きな方多いと思うけど)、この世界に入る道枝くんが観れたらなって思っていたので、まさか主演で観られるなんて!と本当に嬉しい限りです。道枝くんの代表作になったらいいなって、公開前から思っていたけど、間違いなく代表作になる!と確信できました。沢山の人に届いて欲しいな。基本的に悪い人のいない世界の映画は心が洗われる。切なくて優しくて、切ない映画。「今夜、世界からこの恋が消えても」ぜひ映画館でご覧ください!私も何回も映画館で観よ〜っと☺️