その全てを抱きしめるよ

140字におさまらない色々

夢の時間を見た

夢が叶うってどんな気持ちなのかな。

 

夢が叶うことを知らされた時、CDデビューを聞いた時と同じくらい号泣したという。それだけで、彼のこの作品への強い想いとこだわりが詰まっていたのだなと感じる。

 

「5代目金田一少年になるのが僕の夢なんです。」その言葉は何度も、何度も、場所を問わず聞いてきたし、見てきた。最初は遥か遠いものだったようにも思えたけど、彼が年を重ねるにつれ、経験を積むにつれ、いつか絶対に‥‥とこちらの熱量も静かに高まっていった。ただ、こちらの熱量が高くとも、壁は分厚いものなのでひたすらに願い応援することしかできない。少しもどかしかった。

 

そうして迎えた2022年1月、まさしく「夢だけど、夢じゃなかった」知らせが届いた。飛び上がって喜んだ。自分のことのようこんなに喜べるのは、彼の積年の思いを見てきたからで。その日は嬉しくてケーキも食べた。祝いの日なのでね。

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キャストが公開され、ご縁のある方、初めて共演する方、親友の方(親友の方)‥‥こんなスペシャルなことあっていいのですか?!と規模感にどんどん慄いていく日々。勝手に彼の期待のかけられ方とプレッシャーを感じて勝手に胃が痛くなった日もあり‥‥。

 

代々受け継がれているというのは、それだけ先輩方が素晴らしかったからで、その高いハードルは中々に厳しいものだと感じたことも、ないといったら嘘になる。でも真摯に作品に取り組む姿にブレはなくて、これが私の愛する自担ですよ!と誇らしくなった。芯は強いけど心は優しくて、そんな人柄がはじめちゃんにも現れていた。

 

最終話の集大成ともとれる凄みの増した決め台詞に「1話の時と全然違う」と監督に言われたというのも納得出来た。あれは確かに「道枝くんのはじめちゃん」だった。3ヶ月間で自分らしいはじめちゃんを模索し辿り着いたものはとても彼に馴染んでいた。もかちゃんの「どんどん魅力的なはじめちゃんになっていくのを一番近くで見られて私は本当に幸せだった」という言葉もまさしくそうで、視聴者よりもずっと近くで見守ってきてくれたもかちゃんがそう言うなら絶対に間違いないんだととてもうれしくなった。

 

私は忘れっぽいところがあるけど、沢村さんの「以前ドラマでみっちーとご一緒した時に、面白い子だなと思っていて、そんなみっちーが主演なら是非やってみたいと思い、今回のお話を受けました。」という言葉は、多分ずっと心に残ると思う。道枝くんと沢村さんが共演したのは連ドラ「絶対零度」の中のひとつのエピソード内だったけど、そこで好印象を抱いてくれていて、4年間ずっと残っていたこともすごくうれしいし、そのご縁があったからこそ今回の金田一少年の事件簿になったのだと思うと、また勝手に誇らしい気持ちになる。

 

大昇。大昇‥‥!道枝くんの大切なお友達。あなたなしに道枝くんを語ることはできないと、この作品が終わってより強く思う。以前道枝くんが初めて挑んだ主演舞台の時も相談に乗ってくれて。今回の作品でも「大昇がいたから心強かった。」と色んな場所で道枝くんは言っているので‥。「みっちーの夢だった金田一にこのタイミングで関わらせていただけたことが本当にうれしく思います。」という温かい言葉、親友だなぁとほっこりしてしまう。2人が2人でいる時、そこはいつも刺々しいものがない世界で、いつ見ても優しい空間で、本当に大好きです。それがきっと「親友」の空気感なんだろうね。これからもずっと仲良しで、たまにこの3ヶ月を振り返ってね。

 

道枝くんの個人としての最大の夢と言っても過言ではない「金田一少年の事件簿」が終わって、今はどんな気持ちなのかな。夢の果てはどんな風に見えているのかな。とてもとても撮影は大変だったと思うけど、それでもいつも「楽しい」とこちらに伝えてくれるやさしい強さがとても、すごく、大好き。ブログの更新が遅くなったら「待たせてごめんね」と書いてくれるところも大好き(謝ることではないんだよ!と思いながらも)。

 

リアルタイムで、夢が叶う瞬間を見れて本当に本当に本当に嬉しかった!!

夢が叶ったこれからも、道枝くんらしい素敵な演技を見れることを楽しみに毎日を頑張ります。